札幌市南区の “中ノ沢” の奥に、1本の滝があります。
観光地と呼ぶには ほど遠い山のふもとにあり、向かう途中の道沿いには畑がず~っと広がります。
この滝は「八垂別(はったりべつ)の滝」。
水量も落差も大きなものではなく 迫力に欠ける滝ですが、滝が好きな人なら一度は見ておきたいところ。
そこで今回は、この「八垂別の滝」と そのアクセス方法 などをご紹介します。
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「八垂別の滝」への アクセス方法を確認
「八垂別の滝」があるのは、札幌市南区の “中ノ沢” 地区。
目印になりそうな建物に “東海大学” や “ホクレンショップ 中ノ沢店” がありますが、滝へは ここから更に 約2.5km ほど進んだ 山のふもとまで向かわなければなりません。
公共交通機関を利用する場合、「じょうてつバス(系統 南90)中ノ沢 停」から 約1,7km、徒歩で 約20分 かかります。
バスを降りたら 道なりに さらに奥に進みましょう。
しばらく進んで 木々が深くなってきたら、右折の準備をしてください。目印は “コカ・コーラの自販機” がある家。その手前の道を右折し、小さな橋を渡ってください。
坂を登っていくと、上の写真の “案内看板” が出てきます。
なお、バスは1時間に1本程度しかありませんので、時間には注意しましょう。
看板にしたがって さらに進むと、森へ続く 未舗装道路 があらわれますので、さらにその先へ進んでください。
その少し先にある 駐車場 のすぐそばに “八垂別の滝” があります。
ちなみに この駐車場は「砥石山登山口・中の沢入口」のもので、訪問時も登山するための車が数台停まっていました。
八垂別の滝
【住 所】 北海道札幌市南区中ノ沢
【電 話】 011-582-4714(札幌市南区市民部総務企画課)
【駐車場】 あり
実際の「八垂別の滝」を見てみましょう
“八垂別の滝” は 落差 約3mほどの 小さな滝。
滝のすぐ前まで歩いていくことができますが、自分の背丈より少し大きいくらいで、滝の形状も迫力に欠けるものです。
ここまで来る労力を考えると、このために わざわざ来るほどの規模の滝ではありません。
八垂別の滝は “渓流爆” という形状で、“傾斜のある岩の上を滑るように流れ落ちる” 滝がこれにあたります。
そのためダイナミックな景観とは ほど遠いイメージで、女性的な滝 と表現されることもしばしば。
ちなみに 北海道の代表的な “渓流爆” といえば、知床にある “オシンコシンの滝” などが有名ですね!
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なお “八垂別” とは、この地域の昔の地名。
現在の “藻岩・川沿・北ノ沢・中ノ沢・南沢地区” を総称する旧名称で、アイヌ語で “渕の川” を意味する “ハッタラペツ” が語源なのだそうです。
「八垂別の滝」へのルートと注意点
ルートを確認してみよう
“砥石山登山口・中の沢入口” から “八垂別の滝” までは、徒歩約1分ほどで到着します。
まずは 駐車場のすぐ先にある、“登山道入口” へ向かいましょう。
“砥石山登山道” は 同じく札幌市南区の “盤渓” へ続く “小林峠” へと向かいます。
この登山道を進むのではなく、すぐ右にある脇道を進んでください。
すぐ先に “八垂別の滝” が見えるはずです。
向かう際の注意点
注意
- バスはほどんどありません。車(自転車)で向かうのが便利です
- 最低限スニーカー以上の歩きやすい靴をはいて行きましょう
- 撮影などの際には、長靴などがあれば便利です
- マダニに噛まれない様、肌の露出は控えましょう
- 滝があるのは熊の生息地域内です。鈴を鳴らすなど対策を行いましょう
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は “八垂別の滝” をご紹介しましたが、札幌市内にある滝の中では比較的規模が小さく、向かう労力を考えると そこまでおすすめはできません。
しかし 小さい滝ならではの繊細さや、駐車場から目と鼻の先にある手軽さは、他の滝にも負けません!
滝が好きな方であれば、ぜひ一度見に行ってみてくださいね!
八垂別の滝
【住 所】 北海道札幌市南区中ノ沢
【電 話】 011-582-4714(札幌市南区市民部総務企画課)
【駐車場】 あり
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