豊浦町「ホタテオーナー制度」|とても甘くて深い味!噴火湾のホタテを味わおう!

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tomo.
どーも、tomo.(⇒ プロフィール)です

 

北海道南西部に位置する「内浦湾」
周囲に活火山が多いことから「噴火湾」とも呼ばれています。この噴火湾に面している町の一つ「豊浦町」では、2019年で第11回目の開催を向かえる「TOYOURA世界ホタテ釣り選手権大会」を筆頭に様々なイベントを開催。町の特産品であるホタテを使ったPR活動に積極的に取り組んでいます。

今回ご紹介するのは、この特産品のホタテをこれでもかっ!と言わんばかりに味わうことのできる豊浦町の「ホタテオーナー制度」。最初から最後までホタテざんまいの、まさにホタテ好き必見の企画です!この記事を読んで豊浦町に足を運ぶきっかけにしてみて下さい。

 

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まずは噴火湾産ホタテの特徴を知ろう

ホタテオーナー制度

各体験会では美味しいホタテが食べ放題!

ホタテの一大養殖産地である噴火湾は、ミネラルなどの養分やプランクトンを豊富に含んでいます。そのため噴火湾産のホタテには甘みがあり、貝柱が大きくお刺身には最適。ロープにつり下げて育てるため砂抜きをする必要もありません。

噴火湾沿岸の八雲町や森町などもホタテの水揚げ量が多い町ですが、噴火湾でホタテの養殖を最初に始めたのが豊浦町。今では町の特産物となったホタテのPRのため、ホタテオーナー制度を企画し今日に至ります。

 

2017年よりスタートした
豊浦町のホタテオーナー制度とは?

ホタテオーナー制度

5月に行われたホタテの耳吊り体験会

ホタテオーナー制度とは、所定の金額を事前に支払い、耳吊りロープ1本分のホタテオーナーになることができる企画。年2回開かれる体験会ではホタテの耳吊り体験ホタテの水揚げ作業の見学などができ、また体験会で振舞われる数々のホタテ料理はとても美味。生産者の方の話を直接聞くことができるのも魅力の一つです。

ホタテオーナー制度の簡単な流れは下記をご確認下さい。

  • 4月 ホタテオーナーを募集(希望者に上限有り)
    (2017年:1口30,000円、2018年:1口50,000円)
  • 5月下旬~6月上旬 耳吊り体験会を実施
  • 12月~1月頃 水揚げ体験会&試食会を実施
    水揚げしたホタテを発送

ホタテオーナー制度の内容は開催年によって変わります。
最新の情報につきましては、豊浦町のHPなどでご確認下さい。

 

体験会の様子について

5~6月に行われるホタテの耳吊り体験会

5~6月に行われるのは、ホタテの「耳吊り体験会」
耳吊りとは、ロープにホタテの稚貝を括り付けていく作業のこと。ホタテの稚貝にあけた小さな穴に、耳吊り用のロープから飛び出たピンを挿していきます。ピンには返しがついていて、ホタテがピンから抜けない仕組みになっています。

 

ロープ1本分でこれだけのホタテの耳吊りができました。
わたしは20分ほどかかりましたが、早い人だと5~6分程度で終わるそうです。

 

耳吊りをしたホタテは豊浦町の沖合へ。あらかじめ海に張っておいたロープに耳吊り用のロープを括りつけ、海に沈めます。ホタテの水揚げが行われるのは約7ヶ月後の12月。大きく成長したホタテが、各ホタテオーナーの手元に届きます。

沖合での作業は、波の状況次第ですが実際に体験することもできます。漁船に乗る機会はなかなかありませんので、とても貴重な体験になること間違いなしです。

 

12月に行われるホタテの水揚げ体験会

ホタテオーナー制度

この日は波が高く,沖合での作業は体験できませんでした

12~1月に行われる「水揚げ体験会」では、ホタテの水揚げ作業の見学・体験することができます。

この体験会でも、波の状況次第では沖合での作業が体験できます。そのため耳吊り体験会に参加した方は、自分で耳吊りをしたホタテを自分で水揚げするという生産者気分を味わうこともできるかも知れません。

 

水揚げしたばかりのホタテにはムール貝や海藻などがたくさんくっついていて、このままでは商品になりません。そこでこれらを取り除きキレイにする作業が加わるのですが、この作業に使われるのが通称「ガラガラ」と呼ばれる機械。筒状の部分が回転することで、ホタテに付いたゴミを落としてくれます。

水揚げした自分のホタテをガラガラに投入。キレイになったホタテは持ち帰ることができます。生産の過程を知っているだけに、満足度も格別!ただでさえ美味しいホタテが、より美味しく感じられると思います。

 

耳吊りロープ1本分のホタテってどれくらいの量なの?

ホタテオーナー制度でもらうことができる耳吊りロープ1本分のホタテって、どのくらいの量なのでしょう?なかなかピンとこないと思いますので、上の写真をご確認下さい。これは2017年のホタテオーナー制度の時にいただいた約12kgのホタテです。発砲スチロールの中には、小ぶりだけど良質な味の2年貝が100枚以上も入っていました。

なおホタテオーナー制度ではホタテの最低保証量が設けられていて、少なくとも(開催年による)10kgは届きます。体験会に参加できなかったホタテオーナーさんに届くホタテの量の目安にして下さい。

 

各体験会で振舞われたホタテ料理の数々

ホタテオーナー制度

ホタテの炭焼きから始まり‥

各体験会では、浜の母さんたちが腕を振るったホタテ料理を楽しむことができます。獲れたてで新鮮なホタテをお腹いっぱい楽しむことができる試食会。体験会の参加者だけが味わうことのできる特権です。ここでは各体験会でいただいたホタテ料理の数々をご紹介します。

 

ホタテオーナー制度

大量のホタテを使った‥

ホタテオーナー制度

出汁たっぷりのカレー‼

ほぼ必ず食べられるのはホタテの炭焼き。鮮度抜群のホタテを炭火でそのまま焼いた贅沢な1品です。その他は体験会ごとに変わりますが、主にシンプルな調理法で素材の味を生かした料理をいただくことができます。

市販のカレールーを使ったシンプルなカレー。ホタテの出汁がたっぷりと入ることで全くの別物に!旨みとコクの強い贅沢なカレーに大変身です。

 

ホタテオーナー制度

ホタテの酒蒸し

ホタテオーナー制度

ホタテのアヒージョもいただきました

フワフワの食感が残った酒蒸しや、油のコクが加わったアツアツのアヒージョが出た回も!

 

ホタテオーナー制度

焼き・刺身・お味噌汁

どのように食べても美味しい豊浦町のホタテですが、いきつくところはシンプル イズ ベスト!炭焼きとお刺身の美味しさにはかないません。特に水揚げしたばかりのホタテのお刺身は新鮮そのもので、ときどきホタテの鼓動を感じるくらいでした。貝柱の甘みが強く弾力のよい美味しいホタテ。心ゆくまでいただきました。

 

最後に

ホタテオーナー制度

体験会の合間に行われたホタテ釣り体験

いかがでしたでしょうか?
豊浦町のホタテオーナー制度は、たくさんのホタテが手元に届き、更に体験会でもたくさんのホタテを食べることのできるホタテづくしの企画でした。ただし金額は決して安いものではなく、単純にホタテが欲しいだけなら買った方がお得かも知れません。しかし生産者の方の生の声を聞くことができホタテに対する理解を深めることができたこと、漁船へ乗ったり地域の方と交流を持てたことは、お金に換えられない貴重な経験になったと思います。

この記事を読んで興味を持った方がいれば、豊浦町のホタテオーナー制度に応募して、ぜひ各体験会にも参加してみて下さいね!

 

 

豊浦町 ホタテオーナー制度

【会場】 北海道虻田郡豊浦町海岸町 豊浦町卸売市場

※ 開催年により内容が変更となる場合がございます。

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