とても寒くなる冬の北海道。北海道の中で比較的暖かい札幌でも、日によって ”マイナス10℃” を下回る日があるくらいです!
だからと言って嫌なことばかりではなく、寒いからこそできる体験もたくさんあります。スキーやスノーボード、スノーモービル‥、札幌雪まつりもそうですね。
今回ご紹介するのは寒い冬でなければ見ることのできないダイナミックな光景。
苫小牧市にある「七条大滝」がつくりだす ”非現実的” な氷の世界をご紹介します!
自然と氷が調和した ”七条大滝” が作り出す絶景!
”七条大滝” は支笏湖の南側にある滝。
冬の寒さが厳しくなると 周囲の岩盤からしみ出した水が凍り、”数m” から大きなものでは ”10m” を超えるほどの巨大なつららが連なります!
滝自体は水量が多いため氷ることはありませんが、この滝とつららが作り上げる非現実的な風景は一見の価値あり!
心奪われること間違いなしですよ。
滝の高さは約15m。間近で見る滝はとても迫力があり、しぶきが顔にかかるほど。
また滝つぼの前で上を見あげると、視界に広がるのは 滝とつららが作り上げる素晴らしい風景のみ。
見えるものは滝と岩盤、巨大なつららしかなく、もの凄い迫力です。
滝の前ではこんな素敵な記念写真を撮ることもできちゃいます!
北海道でしかできない冬の貴重な体験。派手なアクティビティも楽しいですが、たまには冬の大自然を楽しんでみるのもいかがでしょう?
七条大滝へはどうやっていけばいいの?地図とルートを確認。
七条大滝があるのは ”支笏湖温泉” にほど近い ”苫小牧市” の外れ。
市街地からは離れた場所にありますが、駐車場からは更に徒歩で向かわなければなりません。
”約2km” の道のりを歩くこととなり、到着までは夏場なら約30分。
ですが、冬の歩きずらい雪道のことを考えると、片道約1時間ほどは見ておいた方が良いかも知れません。
朝一に向かう場合や、直前に雪がたくさん降った後などは、雪が踏み固められていない分、より歩きにくくなると思います。
なお地図に記載のある ”七条大滝駐車場” ですが、訪問時は除雪が行われておらず駐車することができませんでした。
代わりに ”七条大滝駐車場” から 苫小牧方面へ約30mほど 進んだ先にある、無料のパーキングエリアへ駐車することができます。車はこちらに停め、入口までは歩いて向かいましょう。
七条大滝へ続く道はこんな感じ。事前準備も忘れずに。
七条大滝へ向かうには、国有林が広がる林道を先へ進みます。
入口にはゲートがあり、車での通行は不可。
なお今回うががったのは平日の午後。
前日にたくさん雪が降って後だったのですが、先客がいたおかげである程度雪は踏み固められていました。
”七条大滝” に向かった当日の装備については以下のとおり。
当日の装備
- 服装は普通のシャツにデニム
- 厚めのダウンジャケット・ニットキャップ着用
- 厚めの手袋と長靴
- 撮影用のカメラと収納用バッグ
改めてみると 長靴と厚めの手袋をつけたくらいで、かなり軽装な部類ですね‥。
それでも全く問題なくたどり着くことができたのは、雪が踏み固められて歩きやすかったからでしょう。
それだけ向かう人が多いということも一因なのかな?
なお午前の早い時間や 雪が深い日に行く場合は、”スノーシュー” があればとても便利です。
実際に歩いてみて、雪に足が取れれる分、到着までに時間がかかってしまいました‥。
アマゾン等でも買う事ができますので、一度検討してみるのも良いかも知れません。
七条大滝の手前にあるこの看板が見えたら、滝はもうすぐ目の前。
いつになったらたどり着くのだろう‥と、少し不安になっていた方も、あと少し頑張りましょう。
看板を越えた先にある谷を下れば到着です。
冬の積雪で谷に続く道は埋まっており、代わりに滑落防止のためロープが張っていました。しっかりとつかまって下りて行きましょう。
七条大滝はもう目の前。
素晴らしい光景を楽しんでみて下さいね!
なおもちろんですが、寒い日でなければ この風景を目の当たりにすることはできません。
近年は暖冬が続いていますので「せっかくきたのに つららが無かった!?」なんてことにもなりかねません。
事前に下調べして向かった方が、良いかもしれませんね。
個人的に行くのは不安‥、でも行きたい!という人は?
支笏湖温泉旅館組合では、ガイドツアーを開催している様です。
料金は「宿泊者1500円、ビジター2500円」。
七条大滝
【住 所】 北海道苫小牧市丸山
【駐車場】 あり(冬季間除雪無)