政令指定都市のひとつ「“札幌” にいながら 気軽に “登山” を楽しもう」!
ということで、今回は 登山初心者にもおすすめな “円山“ の “八十八ヶ所ルート” を登ってきました。
“初心者におすすめ” な理由は 標高が “225m” とそこまで高くなく、1時間もかからずに登れてしまう手軽さから。
鳥のさえずりや、高確率で野生の “リス” にも出会うことができるのも魅力的!運動不足の解消にもピッタリですよ♪
自然歩道円山ルート “八十八ヶ所ルート” について
入口はどこ?
“円山” は、札幌市中央区の “円山公園” の園内 にあります。
1921年(大正10年)に “円山原始林” として “国の天然記念物” にも指定 され、都市にありながら深い自然を楽しむことのできる良スポットです。
円山 の “八十八ヶ所ルート入口” に 交通機関を使って向かう場合は、地下鉄東西線 “円山公園駅” から 徒歩約700m、約10分 で到着します。
地下鉄駅からは 案内看板に従って “円山動物園” 方面へ向かって下さい。“八十八ヶ所ルート入口” は 円山動物園に向かう途中にあります。
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自然歩道 “円山ルート” について
円山山頂に続く 自然散策 “円山ルート” には “2通り” があります。
1つ が 今回ご紹介する “八十八ヶ所ルート” 。もう一つが 円山動物園の裏からのぼる “動物園裏ルート” です。
“動物園裏ルート” については、後日実際に登って別記事でご紹介したいと思います。
“八十八ヶ所ルート” ができた経緯
自然歩道 円山ルート が切り開かれたのは、1914年(大正3年)。“円山村” の開拓功労者 ”上田万平(まんぺい)・善七” 兄弟の手で行われました。
その後 “上田善七” は 成田山新栄寺 の住職らと相談。“四国八十八ヶ所” にちなんだ 八十八体 の観音像を 登山道に置くこととしました。
四国から移住してきた札幌近郊の信仰者たちから八十八体の観音像が寄進されましたが、その後も献像は続き 今では “200を超える” 観音像が建立されています。
“大師堂” の入口横に、八十八ヶ所ルート ができあがった経緯が記されていました。以下に全文を記載します。
全文
円山八十八ヶ所大師堂
四国の八十八ヶ所は、真言宗の祖 弘法大師(空海)が修行を積んだ遺跡で、信仰者が巡礼する霊場として広く知られています。
大正三年に円山村の開拓功労者である上田万平・善七兄弟が円山登山道を開き、四国から本道に移住してきた札幌近郊の信仰者有志に観音像の寄進を呼びかけ、八十八体の像が建立されました。
八十八ヶ所登山道の入り口から頂上付近まで並ぶ観音像はその後も信仰者の献像により、今では二百体以上が奉安されています。
大正四年には登山道入り口に大師堂が建立され、弘法大師の像が祀られるようになりました。その後、境内には大日如来像・不動尊像・大師いろは歌碑・開山碑などの仏像や石碑が建ち、弘法大師が残した徳をたたえています。
“八十八ヶ所ルート” の詳細
円山 山頂へ続く “八十八ヶ所ルート” の概要は以下のとおり。
標高 | 225m |
全長 | 約1km |
所要時間 | 約40分~1時間程度(歩く早さによる) |
難易度 |
円山 は標高が低い分、気軽に登れる山。とても人気があり 登る人が後を絶ちません。
子どもから お年寄りまで 色々な年代が訪れ、格好も様々。登山の準備をしている人もいれば、Tシャツ・短パン・サンダルで上る人もいるくらいです。
また当然ですが 途中にトイレはありません。往復で 1時間~2時間 程度かかりますので、必ず事前に済ませてから向かいましょう。
“八十八ヶ所ルート” から円山に登ってみよう
八十八ヶ所ルート 入口
大師堂の先にある階段から “八十八ヶ所ルート” がスタートです!
なおルート上に建立された各観音像には 漢数字で “一 ~ 八十八” までの番号が振られています。観音像は頂上付近まで続くので、今自分がどのあたりまで進んだかを確認したい場合は 観音像の番号を見てみましょう。
山頂までの道のり
八十八番目の観音像を過ぎ、この看板が見えたら 頂上はもうすぐ目の前!さっそく 頂上に向かいましょう!
円山 山頂 から札幌を一望!
かなりゆっくり登ったので、所要時間は約50分くらい。無事山頂に到着!
山道には一部に急な斜面がありましたが、それ以外は比較的穏やかな道が続きました。若干汗はかきましたが、初心者でも登りやすい山といわれるのも納得。とても清々しかったです。
山頂からは “札幌中心部” はもちろん “札幌ドーム” などもよく見渡すことができます。
のんびりと景色を眺めている人もいれば、山頂で記念写真を撮ってさっさと下山する人も。わたし達は 山頂で 持参したお弁当とおやつをゆっくりと食べてから下山しました。
リスに出会うことも!
円山公園 内で よく見かけることのできるのが “エゾリス”。1年を通して出会うことができ、愛らしい動きで楽しませてくれます。
もちろん 円山山頂へ続くルート でも 出会う可能性は大アリ!わたし達も 今回の登山中、2回 エゾリス を見かけることができました。
さらに運が良ければ “シマリス” にも出会うことができますよ♪
さいごに
今回は登山初心者にもピッタリな “円山” の “八十八ヶ所ルート” をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
“初心者にもピッタリ” とはいっても 気を抜くとケガをすることもあるので、体力に自信のない方は 事前に 以下 の注意点を確認しておいてください。
注意
- 必要最低限、スニーカー以上のすべりにくい靴を履きましょう
- 足元が不安な場合 “八十八ヶ所ルート” 入口にある ストック を利用しましょう
- マダニ予防のため、肌の露出は控えめに
- 絶対にクマが出ないとは言い切れないので、人が少ない時は熊鈴の用意を
また、トイレはありませんので事前にすませておくと共に、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
ルールを守って
円山の大自然を楽しんでくださいね!
自然歩道円山ルート “八十八ヶ所ルート”
【住 所】 北海道札幌市中央区宮ケ丘
【駐車場】 なし(周辺有料駐車場を利用)
【公式HP】 https://maruyamapark.jp/(円山公園)
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