今回向かったのは ”道北” 。
広大な自然が広がるドライブには最適なエリアですが、その反面 人口密度が少なく、となり町まで20~30kmなんてのは ざら です。特に困るのが「食事」。お店自体が少なく、また夜は一部の居酒屋さんなどをのぞき営業時間も短いので、下手を打てば食事にありつけないなんてことも…。
そんな中、道北の町「天塩町」で、基本 夜の9時まで営業していて、且つ 年中無休のお店を見つけました!
今回は、道北の旅の途中で食事に困った時に思い出してほしい「あげいん」さんをご紹介します。あげいん名物「カツカレー」は、大食漢をうならせるほどボリューム満点でした。
大きな ”天塩産シジミ” がふんだんに!
ダシが溶け込むあっさりラーメン!
シジミラーメン
シジミたっぷり!
天塩町特産品の「シジミ」が食べたい!
夜でもシジミが食べられるお店を探し、たどり着いたのが「あげいん」さん。
あますことなくシジミのエキスを楽しむことのできる「シジミラーメン」をいただきました。
塩味のスープの中には、たっぷりのシジミ!具材はシンプルに、ネギ・なると・メンマ。
スープや具材がシンプルな分、濃厚なシジミのうま味がダイレクトに伝わってきます。
また塩味が強くない分、スープだけでも十分うまい!
お店のたたずまいからは想像できない満足度でした。
創業から約40年変わらない価格とボリューム!
あげいん名物「カツカレー」!
カツカレー 900円
皿でかすぎませんか!?
こちらが あげいん名物「カツカレー」。
奥に見えるお茶碗が小さく見えるくらいの大皿の上には、たっぷりのご飯、厚切りの大きなカツ、キャベツの千切り、福神漬け・レモンまでついて 900円 とリーズナブル。そしてなんと、開業時から約40年間ず~っとこの値段と言うから驚きです!
ルーは甘めと思いきや、後から追いかけてくるのは程よい辛さ。
また脂身の割合がベストな厚切りのカツとの相性もバツグン。
普段はたくさん食べる方ではありませんが、ひと口ふた口と自然にスプーンが進み、気づいた時には完食!少し食べ過ぎた感はありましたが、それでもまだ食べたりない様な気にさせてくれる昔懐かしいカレーでした。
喫茶店かと思いきや…、定食・カツ丼・ラーメンまで!
喫茶あげいん の盛りだくさんなメニュー表
喫茶店なのでパスタやサンドイッチはもちろん、ピラフ・ハンバーグ・カレーや定食までを網羅!普段はおひとりで回しているにもかかわらず、バリエーションは豊かです。
ただし訪問時には、席に着くや否や「今日はカレーとシジミラーメンとパスタだけだけど大丈夫?」とのこと。後で話を伺ったところ、どうやら客があまり来ないだろう日は、人気のメニューに品数をしぼって営業をしている様です。少人数運営ならではのアイディアですが、お目当てのメニューがある場合は事前の電話確認をおススメします。
純喫茶?スナック?
昔懐かしい店内は、ちょっとゴチャゴチャしてました
食器棚、レザーの椅子、ちょっと派手でキラキラとした照明、壁に貼ってあるメニュー表。どれも昔見たことがある様な年代物です。いたるところに物が置かれ、カウンターの上や食器棚の中にもビッシリ。キレイに並べられているというよりは無造作なのにもかかわらず、見られても意に介さない様子がまた凄い!
漂ってくるのは明らかに昭和の香り。
それもそのはず、こちらの女性店主の本山さんは、なんと「樺太」から引きあげてきた経験の持ち主なのだそう!何気ない世間話をきっかけに色々とお話しさせていただきましたが、少しキツそうな口調とは裏腹に、暖かい言葉の数々とステキな笑顔が印象的な方でした。
さいごに
今回ご紹介した天塩町の「あげいん」さん。
道の駅「てしお」から徒歩2分なので、使い勝手もバツグン!
戦時中を生き抜いてきた本山さんとのトークも興味深いもので、歴史を知る人の生の声を聞くことができたことも良い体験となりました。地方特有の距離の近さなどは好みが分かれるところでしょうが、好きな人にはハマるかも。
天塩の暖かい人情とシジミラーメンを求めるなら、あげいんさんへ!
なお、ヒマな日は早めに店じまいしてしまうこともある様です。
あげいん
【住 所】 北海道天塩郡天塩町新開通6丁目
【電話番号】 01632-2-2525
【営業時間】 10:00~21:00
【定休日】 なし(基本)
【駐車場】 あり
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