2020年7月12日、ついに「民族共生象徴空間(ウポポイ)」がオープンとなりました。
アイヌ文化の復興・発展のため の施設 “ウポポイ” ですが、ウポポイには “アイヌ料理” を食べられる “カフェ” や、“スイーツ店” など食事も充実しています。
そこで今回は、“ウポポイ” の 各飲食店の紹介と、ランチタイムの おすすめメニュー などをご紹介します。
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「民族共生象徴空間(ウポポイ)」っていったい どういう意味?
「ウポポイ」とは、白老町に新しくオープンした “民族共生象徴空間” の愛称のことで、以下の施設からなりたっています。
ウポポイの施設一覧
- 国立アイヌ民族博物館
- 国立民族共生公園
- 慰霊施設
- ショップ
- フードコート・カフェ
上記施設のうち、今回ご紹介するのは “フードコート・カフェ”。
その他の施設の詳細などについては、以下の “関連記事” からご確認ください。
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なお アイヌ語の「ウポポイ」は「(おおぜいで)歌うこと」という意味。
“ウポポイ” は アイヌ文化の復興・発展 のための施設なので、とてもピッタリな言葉ですね♪
「ウポポイ」のフードコート・カフェ
“ウポポイ” の “レストラン・フードコート” は、以下の “4店”。
飲食店 4店
- カフェ リムセ
- ヒンナヒンナキッチン 炎
- sweets café ななかまど イレンカ
- 焚火ダイニング・カフェ ハルランナ
この ”4店” は、すべて “ウポポイ” の 入場ゲートの手前にあります。つまり 入場料を払わずに 飲食店だけの利用も可能 だということ!
ポイント
飲食店だけの利用の場合、“ウポポイ” への “入場料” はかかりません!
別途 “駐車料” はかかりますが、食事だけを楽しむため 気軽に向かうことができる訳です。
次からは いよいよ 各飲食店の概要や、ランチにおすすめのメニューなどをご紹介していきます♪
CAFE RIMSE(カフェ リムセ)
“カフェ リムセ” で食べられるのは、伝統的なアイヌ料理!
“オハウ(汁物・スープの意味)” や “ユク(エゾシカ)” のカツカレー などを通して、アイヌの食文化を体験することができます。
なお “カフェ リㇺセ” を運営するのは “社会福祉法人ホープ”。就労支援施設の運営などを行っており、“カフェ リムセ” も その施設の中の一つとなります。
カフェリムセ おすすめ ①:ユクカツカレー 1,200円
1番の おすすめ が「ユクカツカレー」。
アイヌの伝統的食材 “鹿肉” を使った、色鮮やかな “カツカレー” です。
素揚げした野菜(ジャガイモ・ニンジン・カボチャ・ナス・ブロッコリー)が添えられ、サラダ・漬け物・野草茶 がセットになります。
濃厚な “カレールー” で、ひと手間 加えたことが分かるほど しっかりとスパイシー。衣をまとった “カツ” の油が カレーにコクをプラス。
固くて筋張ってない “鹿肉” は とても柔らかく、“鹿肉” らしい風味も ほんのりと残っています。脂が少なく赤身なので、とってもヘルシー♪
道産野菜の素揚げも、それぞれ “ホクホク” で “ホロホロ”。“イナキビ” 入りのご飯にも 注目です!
カフェリムセ おすすめ ②:チェプオハウセット
“アイヌ料理” を思いっきり堪能したい方には「チェプオハウセット」が おすすめ。
大きな野菜がゴロゴロと入った “チェプ(サケ)” の スープ で、これに “いなきびごはん・ラタシケプ(煮物)・小鉢・漬け物・コンプシト(茹でた団子に昆布ダレをまぶしたもの)・野草茶” がセットとなります。
“オハウ” は “塩味” がベース。“野菜“ からも “サケ” からも 出汁が染み出て 良い塩梅。
普段あまり食べなれない “コンプシト” は、ほんのり甘い “昆布のタレ” が “いも餅” の様な お団子 にベストマッチ!
“チェプオハウ” の単品もありますが、セットでいただく方がお得です!
カフェリムセ おすすめ ③:ベネイモ
「ベネイモ(ボッチェイモ)」は、アイヌの伝統的な料理の一つで、冬に雪の中に埋め 発酵させたジャガイモから作ったお団子のこと。
多めの油で 表面がカリッと焼かれることで、“香ばしさ” と モッチリとした “弾力” が引き立ちます
味は “素朴“ の一言ですが、その 独特の色 と 食感 は この料理でしか味わえません。
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【ボッチェイモが食べられるお店】
カフェリムセ メニュー一覧
ここで “カフェ リㇺセ” のメニューを見てみましょう。
メニュー一覧 | |
チェプオハウ | 650円 |
チェプオハウセット | 1,200円 |
キナオハウ | 650円 |
キナオハウセット | 1,200円 |
ユㇰカツカレー | 1,200円 |
道産子野菜カレー | 800円 |
鮭といくらの親子丼 | 1,800円 |
ベネイモぜんざい | 600円 |
北海道らしく “海鮮丼” もありますが、使われている “鮭(サケ)” は アイヌの伝統的な食材の一つ。メニューに載るのにも ちゃんと意味があるのです。
その他 単品メニュー | |
ベネイモ | 400円 |
白い恋人ソフトクリーム | 400円 |
とうきび揚げ | 400円 |
鶏ザンギ | 400円 |
フライドポテト | 400円 |
ポテトフォンデュ | 400円 |
ミニアメリカンドッグ | 400円 |
インカのめざめコロッケ | 400円 |
上記フード&ドリンクセット | 600円 |
その他、持ち帰りもできる 単品メニュー が勢ぞろい。歩きながら食べるのも、良いかもしれません。
カフェリムセ での注意
“カフェ リㇺセ” は 席数が少ないため、混雑時は特に注意が必要です。
店内は 2人掛けテーブル席が 4卓、1人掛けテーブル席が 2席。他、テラス席が 8席ほど しかありません。 週末の混雑時や雨天時は、スムーズに入れないことがあるかも知れません。
CAFE RIMSE(カフェ リムセ)
【場 所】 ウポポイ 歓迎の広場
【電話番号】 0144-83-3537(社会福祉法人ホープ)
【営業時間】 9:00 ~ 閉園時間
【定休日】 ウポポイの閉園日
【詳細】 https://ainu-upopoy.jp/facility/restaurant/
ヒンナヒンナキッチン 炎
フードコート「ヒンナヒンナキッチン炎」 は、手頃な価格で 食事を済ませたい時にピッタリ!
ラーメン・カレー・定食メニュー が中心ですが、どれも “アイヌ文化に由来した食材や手法” を取り入れたものが並びます。
店内で食べるメニューもたくさんありますが、テイクアウトメニューが多いのも特徴的。
道内外で 約40店舗以上も “炭火居酒屋 炎“ を展開する同社ならではで、特に充実した ”焼き鳥” からは目が離せません!
ヒンナヒンナキッチン 炎 メニュー一覧
メニュー一覧 | |
定食メニュー | |
行者にんにくザンギ定食(オハウ付き) | 790円 |
デミハンバーグ定食(オハウ付き) | 890円 |
牛すき焼き重(オハウ付き) | 850円 |
牛めし(オハウ付き) | 790円 |
ラーメン | |
ウポポイ特製ラーメン | 790円 |
バターコーンラーメン | 890円 |
ラーメン | 690円 |
鹿肉ラーメン | 790円 |
チャーシューメン | 890円 |
行者にんにくラーメン | 890円 |
そば | |
鹿肉そば | 790円 |
ウポポイ特製そば | 790円 |
温泉卵そば | 590円 |
肉そば | 890円 |
行者にんにくそば | 890円 |
カレー | |
鹿肉カレー | 890円 |
ウポポイ特製ビーフカレー | 890円 |
カレーライス | 690円 |
行者にんにくザンギカレー | 790円 |
牛めしカレー | 890円 |
ハンバーグカレー | 890円 |
サラダ | |
ウポポイ特製サラダ(ハスカップソース) | 690円 |
温泉卵付きシーザーサラダ | 690円 |
温泉卵付きラーメンサラダ | 790円 |
ヒンナヒンナキッチン 炎 おすすめ : “焼き鳥”のテイクアウト
“炭火居酒屋 炎” といえば、“つくね” を中心とした “焼き鳥” メニューでしょう!
“ショーケース” に ずら~っと並んでいるのを見ると、1本 2本 食べたくなりませんか?
ここでは もちろん、“ウポポイ” の オリジナル焼き鳥 をいただきましょう!
白老産の “ポロトポーク串” と、鹿肉を使った “(しお)鹿串” は 絶対に食べたい 焼き鳥です!
なお今回 “閉店間際” にうかがったところ、偶然に閉店まえのタイムセールを実施中!なんと “8串 500円” で 買うことができました!
毎回はないでしょうが、運が良ければ 安く買うことができるかも?
ヒンナヒンナキッチン 炎
【場 所】 ウポポイエントランス棟
【電話番号】 011-624-7871(株式会社伸和ホールディングス)
【営業時間】 9:00 ~ 閉園時間
【定休日】 ウポポイの閉園日
【詳細】 https://ainu-upopoy.jp/facility/restaurant/
sweets café ななかまど イレンカ
食後の “スイーツ” や お土産用の “お菓子” を買うなら「sweets café ななかまど イレンカ」へ向かいましょう!
オリジナルの “カップチーズケーキ” 「クンネチュㇷ゚」は 1個 150円。
スプーンですくって食べるので、手を汚さずにいただけます。園内を散策しながら食べるのにピッタリです!
ななかまど イレンカ おすすめ:パピㇼカパイ
北海道産の素材にこだわった ”アップルパイ” が 想像以上に美味しかった!
“りんご” は “壮瞥町” 産のものを使用。甘さひかえめで、カスタードクリーム との組み合わせもバツグン。大きくて食べごたえもあるので、小腹が空いた時にもピッタリです!
原材料に マーガリンではなく しっかり “バター” を使っているのも 好ポイントでした!
sweets café ななかまど イレンカ
【場 所】 ウポポイ 歓迎の広場
【電話番号】 0144-85-2335
【営業時間】 9:00 ~ 閉園時間
【定休日】 ウポポイの閉園日
【詳細】 https://ainu-upopoy.jp/facility/shop/
焚火ダイニング・カフェ ハルランナ
「焚火ダイニング・カフェ ハルランナ」では、“白老牛” や “鹿肉” を使った ちょっと贅沢なコース料理をいただくことができます。
運営は “白老町” に本社をおく高級旅館「ふる川」。
ランチコースは “1,500円~4,200円” まで 価格は様々。間違いなく美味しいと思うので、贅沢ランチならここで決まりです!
焚火ダイニング・カフェ ハルランナ
【場 所】 ウポポイエントランス棟
【電話番号】 0144-84-6545
【営業時間】 11:00 ~ 閉園時間
【定休日】 ウポポイの閉園日
【詳細】 https://ainu-upopoy.jp/facility/restaurant/
「ウポポイ」の 営業時間等 や アクセス方法 は?
“ウポポイ” の営業時間と定休日
“ウポポイ” は時期によって “閉園時間” が異なるため、営業時間を事前に確認してから向かいましょう!
ウポポイ営業時間
開園時間 | |
4/1 ~ 7/19 | 9:00~18:00(火~金) 9:00~20:00(土日祝) |
7/20 ~ 8/31 | 9:00~20:00 |
9/1 ~ 10/31 | 9:00~18:00(火~金) 9:00~20:00(土日祝) |
11/1 ~ 3/31 | 9:00~17:00 |
また 閉園日 は 以下のとおりとなります。
ウポポイ閉園日
- 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
- 年末年始(12/29~1/3)
“ウポポイ” へのアクセス方法は?
車で向かう場合
“ウポポイ” があるのは、北海道の胆振地方にある “白老町”。“新千歳空港” から車で向かった場合、約45km、約60分 ほどかかります。
ルートはいたって簡単!
“新千歳空港” を出たら、あとは “国道36号線” をひたすら “白老町” へむかって進むだけです。
“千歳” から “苫小牧” を抜け “白老町” に向かう途中から “ウポポイ” と書かれた “交通標識” が ところどころに現れるので、あとは “交通標識” に従って進めば “ウポポイ” に到着します。
注意
- “普通車” での “駐車場” 利用の場合は、1回につき “500円” かかります。
- “二輪車” は 10台分 までが無料となります(幅90cmを超える場合は普通四輪車扱いとして1回500円)
公共交通機関を利用して向かう場合
公共交通機関を利用して向かう場合は “電車” の利用が便利。
“JR白老駅” で下車し、駅 北口 から 約500m、徒歩約10分ほど歩くと “ウポポイ” に到着します。
民族共生象徴空間(ウポポイ)
【住 所】 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
【電話番号】 -
【営業時間】 9:00~17:00、18:00、20:00(時期により異なる、上記表を参照)
【定休日】 月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
【駐車場】 あり(有料)
【公式HP】 https://ainu-upopoy.jp/
さいごに
“ウポポイ” の 各飲食店 をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
“ウポポイ” の 飲食店 は、全部で 4店舗!
ウポポイ全飲食店
- カフェ リㇺセ
- ヒンナヒンナキッチン 炎
- sweets café ななかまど イレンカ
- 焚火ダイニング・カフェ ハルランナ
アイヌ伝統の食材や製法でつくられた、他ではなかなか食べることのできない料理がたくさんありました。
“ウポポイ” や “白老町” へ向かう際には、ランチの選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか?
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