
「札幌軟石(なんせき)」
あなたは知っていますか?
かつでは北海道内にもたくさんの採石場があり、札幌市南区 ”石山地区” は地名にも残るように、軟石の一大産地だったのだそう。
国道230号線は、石を運ぶためににぎわった通りだったことから現在も「石山通り」として親しまれています。
「札幌軟石(なんせき)」とは?
北海道で産出する凝灰岩の石材。
支笏湖ができたときの火山活動で札幌周辺に流れ出た火砕流が長い年月をかけて固まったものと言われている。
(正式名称/支笏溶結凝灰岩)
現在の札幌市南区石山地区で明治14年頃から本格的に採掘が始まり、その後 昭和25年に建築基準法が制定されたことやコンクリートの普及によって次第に衰退。
また採掘場付近の住宅化に伴ない粉塵問題が発生し、石山地区での採掘は昭和53年に停止された。
現在は、札幌市南区常盤の採掘場を残すのみとなっている。
※札幌軟石情報発信サイトより引用。
当時のままの姿を残す貴重な札幌軟石の建物 ” ぽすとかん” 。
今回は、今年その中に移転オープンした「nishikuru cafe(ニシクルカフェ)」さんの、素敵な空間とこだわりフードをご紹介します♪
できるだけ北海道産。
からだに染み入る特徴的なオリジナルカレー
ニシクルカレー 880円
ルイボスチャイ 350円
※ドリンクはセットで150円引きの価格。


お店自慢の人気NO.1メニュー
甘さの後に じんわりスパイス!
香りはココナッツが強めですが、味はほどよいココナッツ感◎
あの特有の風味はほぼなく、コクや深味をアップさせてくれています。
カシューナッツ・パプリカペーストで加えられた自然な甘さの奥から、しっかりと感じられるスパイシー。



フレッシュ野菜もおいしい♪
あわせてオーダーした「ルイボスチャイ」も丁寧な味。
ほどよく香るスパイスがカレーとリンクしていて相性抜群でした♡
なるべく有機やオーガニックにもこだる
フード&ドリンクメニュー


同店で出されるパンは道産小麦100%&自家製レーズン酵母を使用
- ニシクルカレー 880円
- チーズと生ハムのサンド 920円
- 原木しいたけと生ハムのサンド 920円
- 自家製酵母のベーグル 全7種類(バターorクリームチーズ付) 480円
- ベーグルセット 850円
- 本日のデザート 480円
- デザートセット 850円
- ニシクルブレンド (中深煎り) 450円
- ぽすとかんブレンド(深煎り) 450円
- カフェオレ(HOT or ICE) 500円
- 有機アールグレイ 480円
- 有機ハーブティー 480円
- ルイボスチャイ 500円
- 静岡深蒸し茶 450円
- グレープフルーツジュース 480円
- ゆずソーダ 480円
- 札幌産無農薬ラズベリーソーダ 480円
- 自家製ジンジャーエール 480円
- 豆乳ジンジャー(HOT) 480円
- 有機ココア(HOT) 480円


パンや焼き菓子は1階で販売されている
「ニシクルカフェ」が入っている
”ぽすとかん”ってどんな建物?
この地域は ”石山地区” と呼ばれ、地名にも残るように「札幌軟石」の一大産地だったといいます。
”ぽすとかん(旧石山郵便局)”は1940年に完成した「札幌軟石」を使った建物で、当時のままの姿を残す数少ない建物の1つ。


かつての「石山郵便局」の文字が外壁に残されている
一時は取り壊しの危機もありましたが、住民の強い要望で残されました。
地域のシンボルとして再生すべく 昨年(2018年)クラウドファンディングで支援者を募ったところ、 目標の300万円を上回る資金を集めることに成功!
見事 今年(2019年)、「札幌軟石」の歴史を伝えるギャラリーと北海道の食材を提供するカフェをオープンさせ、新たな拠点として生まれ変わったのです(^^)


入口すぐの地元野菜&果物の販売コーナー
1階部分の向かって左半分は「軟石や」
このスペースでは「札幌軟石」を加工した可愛らしい商品がディスプレイ&販売されています。


なんともキュートな「ことりたちのいえ・大(2000円)」


その他 オシャレな雑貨や、


贈り物にもぴったりな「軟石クッキー」の販売も
向かって右半分は「ニシクルカフェ」さん
食材は北海道や地元産にこだわり、できるだけオーガニックのものを使ったメニューを提供しています。


1階はカウンター席のみ


イートインする際は、基本2階席へ案内される


入るとすぐ目の前の階段で2階へ


クラウドファンディング支援者たちの名前が入った 階段途中の札幌軟石


お水はセルフサービス


2階はゆったりとした配置のテーブル席
「札幌軟石」と木を基調にした空間は 自然のぬくもりをたっぷりと感じられ、心を落ち着けて過ごすことができるんですよね♪
さいごに
「ニシクルカフェ」さんがあるのは、地下鉄南北線「真駒内駅」から車で約8分の平岸通沿い。
「石山緑地」から徒歩約5分のところにある、札幌軟石の外観がステキな ” ぽすとかん ” の中にあります。
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小学生のころから札幌軟石を愛する店主さんが切り盛りする「軟石や」


クールな猫ちゃんがオシャレな「ニシクルカフェ」さんの看板
以前は近くの別の場所で営業していた「nishikuru cafe(ニシクルカフェ)」さん。
店名の由来とは?
ニシクルはアイヌ語で「雲」という意味。
空に浮かぶ雲のようにのんびりと時間を過ごしてもらいたい という気持ちが込められている。
” ぽすとかん ” の再生とともにこの場所へ移転し、以前にも増してさらに素敵に生まれ変わっていました!♡
地域の歴史に思いをはせながら
身体にやさしい「ニシクルカレー」を味わってみては?(*^^*)
nishikuru cafe(ニシクルカフェ)
【住 所】 北海道札幌市南区石山2条3-1-26 ぽすとかん内
【電話番号】 090-6264-3832
【営業時間】 11:00~18:00
【定休日】 月曜、第2・4火曜
【駐車場】 あり
【Facebook】 https://www.facebook.com/nisikurucafe/
【Instagram】 https://www.instagram.com/nisikurucafe/
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