赤岩園地

約80万羽のウトウが生息する天売島の「赤岩園地」!ウトウが空一面を埋めつくす帰巣シーンが圧巻過ぎた!

2019-01-26

道北「羽幌町」の沖合約30kmに浮かぶ島「天売島」は、人口約300人に対して8種類・約100万羽の海鳥が生息する世界でも有数の海鳥の繁殖地となっています。天売島の海鳥の中で大半を占めるのが「ウトウ」ですが、そんなウトウの世界最大級の繁殖地が、今回ご紹介する「赤岩園地」です。

特に訪れてほしい時期は、繁殖期にあたる5~7月。
ヒナに与えるエサを運ぶウトウが、夕方から夜にかけて一斉に巣に帰り始め空を埋めつくします。その数は、なんと40万つがい、約80万羽と言われているほど!深夜まで続くウトウの帰巣は、天売島に来たのであればぜひ一度は見て欲しい圧巻な光景です。

 

天売島に来たら必ず来るべき!
ウトウの営巣地「赤岩園地」!

赤岩園地

赤岩園地とは、海抜48ⅿの「赤岩」という岩を見下ろすことのできる展望台が設けられた広場。広場といってもすぐ横は崖なので、遊歩道に沿って見学することとなります。この遊歩道沿いに見える無数の穴。この穴が全て「ウトウ」の巣穴とのこと!崖の下の方をみても、丘の方を見ても、そこら中どこを見てもウトウの巣穴だらけです。目に見えている場所だけでなく、周辺に生えているイタドリの陰などにも無数の巣穴が広がっていました。

 

赤岩園地

無数に広がるウトウの巣穴

ここでウトウについて、簡単にご紹介します。
ウトウとは体長40cm程の鳥で、パートナーとなるメスとは生涯連れ添います。メスは1個だけ卵を産み、土に穴を掘って作った巣穴の中で交代で温めます。またウトウは巣穴の場所を覚えているらしく、毎年同じ巣穴でヒナを育てるそうです。

昼間は沖で海に潜って魚を取り、夕暮れに巣に戻ってヒナに餌を与えるのですが、ウトウの世界最大の生息地「天売島」には「約80万羽」ものウトウが生息している為、その帰巣シーンは圧巻!ウトウの帰巣は5月~7月位までの間に見ることができ、その間、ウトウが何時間も空を埋めつくします!

今回、はっきりとウトウと分かる写真が撮れませんでしたので、ウトウがどんな鳥かを知りたい方は、下記リンク先にてご確認下さい。

→ ウトウについて(Wikipedia)

 

赤岩園地

高い崖の上からでも底が見えるほど澄んだ海

遊歩道から下をのぞくと、この展望台・遊歩道が断崖絶壁に作られたものだということが良く分かります。高いところが苦手な方には、少し厳しいかも知れません。

 

ウトウだけじゃない!絶滅危惧種ウミガラスも!

赤岩園地

ここまでウトウのご紹介ばかりしてきましたが、もう1つ赤岩園地で外せない海鳥が「ウミガラス」。「ウォルルン オロロロ……」というその鳴き声から、通称「オロロン鳥」とも呼ばれている鳥です。日本のレッドリストの絶滅危惧1A類に指定されており、ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種に分類されているのだそうです。

日本では、ここ天売島の中でも赤岩対岸で生息しているのみで、現在その個体数は約30羽ほどなのだとか。そんなウミガラスが生息している赤岩があるのが、こちらの赤岩園地。運が良ければ、ウミガラスに出会うことができるかも知れません。

→ ウミガラスについて(Wikipedia)

 

赤岩園地

遊歩道の先には、赤岩を見下ろすことのできる展望台がありました。この展望台から眺める日本海は正に絶景!水平線が丸く見えました。これだけでも見に来た甲斐があります。

 

赤岩園地

展望台から下を覗くと見える尖がった岩。これが赤岩です。絶滅危惧種「ウミガラス」の生息地が、この赤岩対岸の岩場とのこと。ちょうど真下になるので展望台から直接見ることはできませんが、運が良ければ周辺を泳いでいるウミガラスを観察することができるかも知れません。

なお赤岩展望台はかなり高い位置にありますので、肉眼で海鳥を確認することはできません。できたとしても米粒がただ動いている様にしか見えません。ですので、必ず双眼鏡を持参することをおススメします!ちなみにわたしは忘れました、双眼鏡…。デジカメの望遠機能を使って何とか海鳥を見つけることはできましたが、ハッキリと確認できずじまいです。くれぐれも、わたしの二の舞にはならないで下さい…。

 

絶対に参加したい!ウトウナイトウォッチングツアー!

赤岩園地

天売島で行われている「ウトウ・ナイトウォッチングツアー」
海鳥の最盛期には、毎日夜になると観光バスが各宿を回り、ツアー客を乗せて赤岩園地へと出発します。参加費用は大人1人「1,000円」。赤岩園地には19時ごろから約1時間ほど滞在し、その間ウトウの帰巣を見続けることができます。

 

ウトウ・ナイトウォッチングツアーの様子ですが、写真でお伝えするのは難しいので動画にてご確認下さい。動画でも雰囲気が伝わるかは微妙なところなので、機会があれば直接見に行くことをおススメします。また野生の鳥が相手ですので、過度のフラッシュ撮影は控え、マナーを守っての参加をお願いします。

 

天売島に向かうには?札幌から天売島へのルートと場所を確認!

札幌から天売島に向かうには、約5時間かかります。
まずは「道央道」を北上し、深川JCTから「深川留萌道」に入ります。そのまま終点の「留萌大和田」で下車して下さい。その後は、国道232号線、通称「オロロンライン」をひたすら北上し、羽幌町を目指します。羽幌町から出航している「羽幌沿海フェリー」に乗り、約2時間で天売島に到着します。

 

赤岩園地

天売島内での移動は、レンタカー・スクーター、レンタサイクルや島を1周するガイドツアーなどがありましたが、意外と良かったのが電動自転車!自然を満喫しつつ、島内の急な坂道も快適に上ることができ、とても活躍してくれました!電動自転車は、フェリーターミナルの側にある「おろろんレンタル」さんで借りることができました。

 

赤岩園地

赤岩園地はこの丘を登ったところにあります。

 

赤岩園地

赤岩園地へ続く坂道。普通の自転車だとかなりきつそうです。

 

赤岩園地

坂の途中で振り返ると絶景が!左奥には焼尻島が見えます。

 

赤岩園地

海の方を見ると、いたるところに海鳥の姿がありました。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?
海鳥の楽園「天売島」で見ることができたのは、ウトウの世界最大級の繁殖地ならではの圧巻な光景でした!色々と北海道中をドライブして回っていると、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなってしまいましたが、空を埋めつくすほどのウトウの帰巣シーンには、終始圧倒されっぱなしでした。体験した人でないとわからない感動もありましたので、ぜひウトウの繁殖時期に天売島を訪問してみて下さい!

 

赤岩園地

【住 所】 北海道苫前郡羽幌町天売

 

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赤岩園地

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tomo.

全道をドライブすること15年強、不動産業に従事するサラリーマンブロガー。道内173/179市町村を走破。許容走行距離は約700Km/日まで。自ら撮った写真を使ったブログを約10年執筆中。人込みは苦手で、特に誰も行かない様な穴場観光地が大好き。最近は北海道の歴史・碑などにも興味深々です。

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